笑う時の日記

生かされも殺されもする。それが笑い。その魅力が伝われば。

R-1ぐらんぷり2014の準決勝(東京会場)感想

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R-1の準決勝行ってまいりました。(※今後に影響するかもしれないネタバレ含みます。その点も含めて決勝のテレビ放送を楽しみたい人だけ閲覧ください。

流石に準決勝とだけあって、どスベリする芸人はいませんでした。まさかの大阪も中継で観れて投票とあって驚き。長時間座って観てお尻が痛かったけど、レッドカーペットに近い沢山の芸人が自由な発想で笑いを取る多幸感は最高でした。でもやっぱり三分は短い!みんなギリギリだったよ。広義な範囲でフリップ・物真似・自虐の芸人が多かったので置きにいっているといっちゃ置いているんだけど(それを意識してかウメともう中学生は自分の身一つで勝負してました。)、やっぱりその範囲に留まらずに大きな笑いを取れている人はちゃんと取れていたのでまあ許せるかな。あと関係ないけど何で使わせてもらえる机は長机と一人用の教室机だけなんだろう?

会場が大きく湧いていた人(間を取る笑いでも笑えるポイントの数の多さだろうと、とにかく大きな笑いが絶えなかった人)

じゅんいちダビッドソン(東京)、サンシャイン池崎(東京)、レイザーラモン・RG(東京)、Gたかし(東京)、小森園ひろし(大阪)、バイク川崎バイク(大阪)、笑い飯・哲夫(大阪)、おいでやす小田(大阪)、ミヤシタガク(東京)、霜降り明星・粗品(大阪)、馬と魚(大阪)、中山女子短期大学(大阪)

個人的に良かった人

じゅんいちダビットソン(東京)、サンシャイン池崎(東京)、レイザーラモン・RG(東京)、小森園ひろし(大阪)、ナオユキ(大阪)、バイク川崎バイク(大阪)、笑い飯・哲夫(大阪)、あばれる君(東京)、西村ヒロチョ(東京)、ミヤシタガク(東京)、田上よしえ(東京)、矢野号(大阪)、中山女子短期大学(大阪)、プラスマイナス兼光(大阪)、カートヤング(大阪)、ヒューマン中村(大阪)

ダビットソンはとにかく前はハイテンションなアメリカ男だけで三分持たせるのもキツカッタのにここに来て本当に面白くなった。

サンシャイン池崎もハイテンション芸がキツイのではと思いきやそれを逆手に取ったネタで大胆な行動に出て最高でした。

RGは最近やっているスティーブ・ジョブスの真似をより完成させてくだらないものに昇華させて大爆笑!

Gたかしは相変わらず物真似する猪木の無理やりさが受けてたけど、もう少し構成を練って欲しかった。

小森園はベタなコントでしたが派手なアクションと声でがっちり客の心を掴んでいました。

ナオユキさんは三分と短いながらも若いお客さんも笑わせていました。

バイク川崎バイクは完成度の高いスベリ芸を見せて大爆笑(だからスギちゃんは今年は無理かな?)。大阪のお客さんのノリの良い事!

笑い飯・哲夫は滅茶苦茶シュールでぐだぐだな形容できない世界。まさに哲夫ワールドでした。

おいでやす小田は正直、パーマ大佐(近くに居て鑑賞してて驚いた。)やヒューマンの方が面白くできる無難な英語フリップネタに感じました。

あばれる君は面白かったけど新鮮味に欠けたからかバカ受けというほどでも無かったか。

西村ヒロチョも同じく。しかし三分もあるからより馬鹿らしさが増えて本当にくだらなかったw

ミヤシタガクは今回の東京・大阪どちらも含めて一番の出来ではないでしょうか。駅員コントというとどうしてもななめ45℃や立川真司のような無難な方向にまとまってしまうけど、ダークなテイストを練られた展開できちんと3分に納めていて完璧でした。

田上よしえは去年と同じく過去にやったネタをギャグ多め(芸能ネタ少な目)に改良してやっていて流石の出来!

粗品はネゴシックスをよりハイテンションにアバンギャルドにスピードアップした芸風で演者の力を感じられる芸人だったけど、ちょっと好き嫌いが分かれそう。

馬と魚はどうしても劣化マキタスポーツという印象を抱いていましたがアジカン風をアコギでやったのは凄いと思いました。マキタさんより若いからよりポップなのか?

矢野号は勢いだけだけどあの歌声とメトロノームのリズムがやっぱり印象に残ってしまいます。

中山女子短期大学も力技だったけど「魔王」の替え歌と言うインパクトが大きくて大爆笑でした。

兼光はフリーザの格好で登場するだけで出落ちなのに意外と正統派な多数な物真似での桃太郎の漫談で良かったです。

カートヤングは校長先生の朝礼のコント。今大会、ダウンタウン以前の上方演芸の要素があるのはこの人とナオユキさんだけでしたね。

ヒューマンは完成されたフリップ芸をみせていたけどトリのせいであっさりした印象を受けたか?

取り敢えずバカ受け組は大丈夫だという言葉を信じて、ギリギリ瀬戸際のラインにいる三人を選んで投票しました。日頃応援しているナオユキさんと田上さん。そして上方の伝統を感じさせたのが良かったカートヤング。この三人。東京の会場の審査員は(大阪にもいたのかな?)ほんこんとフジテレビ藪木健太郎と構成作家森でしたのでこの三人のセンスを信じます。